唄は、心を癒すもの

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唄は、心を癒すもの

私の人生で一番最初にまともに唄った唄は、おそらく賛美歌です。
幼稚園〜小学校くらいまでは、歌うことも別に好きではなく、好きな歌も特にありませんでした。
NHKの「みんなのうた」を観るのは好きでした。
でも、あれは、唄が好きというより唄のバックに写る絵が可愛くて好きだった感じです。
お遊戯や音楽の時間は、いつも退屈で暇で息苦しくて、嫌でした。
大勢の大人に囲まれて育ったスーパーませガキだったので子供っぽいメロディーの子供っぽい歌詞の唄が、いやでしょうがなかったのでしょう。

長崎のプロテスタント(キリスト教)の女子中学に通いだして毎朝毎夕お祈りする日々が、始まりました。
賛美歌を開いて唄い、聖書を開いてその日に担当の先生が選んだ一文をみんなで読み、その文章についてどんな学びがあるのか先生の話を聞く、その後もう一度賛美歌を唄う。
それを朝と夕と毎日行います。
先生の話を聞くのは面倒くさい日もありましたが、唄はすごく好きでした。
賛美歌と言ってもみんなが想像するような「天使にラヴソングを」的なアゲアゲなゴスペルではないです。
設立から150年近い歴史のある学校だったためか、賛美歌はとても古い唄ばかりでした。
少し物悲しいようなマイナー調のものが多かったです。
悲しげな旋律や静かな唄声が私の気持ちやセンスとフィットしてすごく癒されました。
心理学の本だったか、テレビ番組だったか、忘れましたが、失恋したりして本当に辛い時には、すごく悲しい映画とかを見てわんわん泣いて思い切り悲しんだ方が心が癒されると聞きました。
「泣くのはやめよう明るくならなきゃ」と思って明るいテレビを見たり、無理して笑ったりしていたら 全然癒されないばかりか、無理がたたってポキっと心が折れちゃって もっと落ち込むことにもなりかねないと。

ステンドクラスの光さすチャペルで大勢で唄っていると、みんなの唄声が旋律とともにゆらゆらと舞い上がってキラキラ光るようなそんな気さえしました。
それ以来、大人になった今でもマイナー調の曲が大好き。
キューバ音楽やアフリカ音楽で好きな曲もだいたいマイナー調の曲ばかりです。
特にコーラスをやっていてうまくハモれたりすると、音がゆらゆら舞い上がって目の前がキラキラしてすごくしあわせです。


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