SON(ソン)

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キューバにはSONという音楽が、あります。
ブエナビスタソシアルクラブにたくさん出てくる音楽です。
サルサの元になった音楽で、社交ダンスの”ルンバ”の音楽このSONを参考にしているそうです。
サルサはとても有名ですが、SONという名前は、誰にも知られていません。
でも意外と私たちがイメージしている”ラテン音楽”にすごく影響を及ぼしているようです。

SONの発祥は、19世紀ごろキューバの東部・オリエンテと呼ばれる地方と言われています。
サンティアゴと言われる街が東部の中心ですが、その街でたくさん踊られていたようです。
SONは、ひら唄とコールアンドレスポンスの2種類で構成されています。
ひら唄とは、リードボーカルが自分の心境や詩をメロディーにのせて朗々と歌う部分。
コールアンドレスポンスは、短いフレーズをリードボーカルとコーラスが交互に唄って繰り返し盛り上げていくのに、曲の後半に使われます。
ひら唄は、スペインの歌曲の影響を・コールアンドレスポンすは、アフリカ音楽の影響を受けていると考えられるようです。
コールアンドレスポンスの部分のことを「モントゥーノ」とも呼ぶそうです。

SONの歌手のことをSONERO(ソネーロ)と呼びます。
名人のSONEROは、ひら唄もどんどん即興で作って歌います。
即興の唄で聞いたお客様の心をどんどん奪い、観客全員でコールンアンドレスポンスを大合唱となっている風景もよくあります。

編成はサルサみたいに大きくなくて大体4〜5人。
ギター、ボンゴ(小さい太鼓が二つくっついていて足に挟んで弾くアレ)、トレス(2重の弦が3本くっついているキラキラした音がするギターに似たアレ)、後はクラーベにマラカスなどの小さい楽器たち。
唄は、リードカンタンテがいてコーラスがいます。
4〜5人の少人数の弾き語りバンドなどで、大体全員が何かの楽器を弾きながらリードもコーラスも歌うパターンです。
楽器もアコーステックナものが多いので街角のカフェやホテルの広間などの音響機材の乏しい場所でも身軽に登場して生音で演奏して場を盛り上げることができるのが強みです。

クラーベは、ソンクラーベ。(ニューオリンズジャズと似てるやつ)
「カッ・カッ・カッ/休符カッ・カッ」もしくはこの前半と後半をひっくり返した「休符カッ・カッ・カッ・カッ・カッ」とどっちも使います。
ようは、1クラーベを8小説にすると最初の4からスタートするのか次の4小節からスタートするかは、歌も含めて曲のデザインとアレンジ次第。
クラーベの取り方が、ひっくり返る曲で代表的なのが「ラグリマスネググラス(黒い涙)」。
よくあるアレンジとしては、最初の雰囲気が日本の演歌みたいに悲しそうに歌い上げて、後半のコールアンドレスポンスでダンサブルにノリノリになる流れ。
ひとつの例としては、最初はボレロ風のお涙頂戴な雰囲気でカッ・カッ・カッからスタートして歌いだしますそして途中からコールアンドレスポンスで盛り上がるタイミングで「休符・カッ・カッ〜」が始まります。
そうするとあら不思議なぜか後半の方が前のめりで元気な感じになってくる。
そんなアレンジもあります。
クラーベのどこで歌いだし、どこで曲調を変えるかそんな単純なことだけど全然曲の雰囲気が変わります。
クラーベの世界は、見た目は地味ですが、とっても奥が深い世界です。

ダンスは、1・2・3・4・5・6・⓼のタイミングで男は左、女は右足からスタートします。
コンガやボンゴもこの⓼でアクセントを入れます。
ダンスもこれに合わせて足を踏みます。
これをコントラテンポ(テンポと反対)といい、サルサの踊り方と差別化する際に例として用いられます。
サルサは、ソンどんどん編成が大きくなって 音も大きくなってできた音楽です。
ソンの前世が革命前のエレガンテなサロン音楽としてだとしたら、
サルサは、革命後のキューバがアメリカのラオジを聞いて逆輸入して逆に真似して作ったものです。
拍のテンポ感が強くなったアップテンポな音楽なのででしょうか、
踊る時は⓵・2・3・4・5・6・7・8の⓵から足を踏みます。
ざっくり言うとSONは、裏ノリ、サルサは、表ノリと表現できるかと思います。
しかしサルサでも➇から足を踏んでスタートすることも可能です。
例えば曲調がノリノリの時は表を踏んで、曲調が変わって静かになってきたら裏に切り替えます。
そうすると曲の”ノリノリ”と”ロマンチック”を踊りを通してより体感できま


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