SON四郎は、大好きなパーカッショニストの都筑章浩先生が、リーダーのバンドです。
最近、CDを買いました。
SON四郎は、キューバのソンというジャンルの音楽を演奏する4人編成のグループです。
ギター、歌、パーカッション、ベースの4人です。
最近ずっと車の中で聞いています。
キューバのソンのスタンダードのナンバーを中心に、キューバでもなかなか聞けないチャングイという音楽も入っています。
日本語歌詞のオリジナルの歌もいくつか入っていてバラエティあふれる内容です。
世界観は、都筑節(と私が勝手に思っている)とも言える、「透明感ある明るくピュアな感じ」です。
上から下まで透き通るように綺麗なサウンドで、音色・音質重視の先生のこだわりが伝わって来るようです。
私は、自分も唄を唄うので、やっぱりボーカルが一番気になります。
このバンドのカンタンテ(スペイン語でボーカルの意味)は、佐々木誠さんという方です。
日本のラテン音楽業界では知らない人はいないんじゃないかというくらい、いろんな場所で歌われている名人です。
誠さんの声は、ずっと聞いていられる感じの綺麗な声です。
私の一番好きだったのは、「ボリビアーナ」という曲です。
コーラスが素晴らしくてうっとりしました。
やっぱりちょっと愁のあるような曲調の曲が、好きです。
あとチャングィも、洗練されたイメージの都筑さんがグアンタナモの田舎臭いチャングィのパーカッションをバリバリ叩いているのを想像するとなんか意外過ぎて面白かったです。
ボーナストラックにたこ焼きの歌なんてのもあり、笑えました。
軽やかな歌声に透明感のあるパーカッションが戯れるような、まさに晴れの日のドライヴに最適のCDです。